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浦和が誇る俳人・長谷川かな女さんの作品:編集長モッピーの 歴史ゆる散歩

 

こんにちは。編集長のモッピーです!

 

 

前回のゆる散歩はこちら!

 

雨でなかなかお散歩に行けないモッピーです。。。

 

岸町のことを調べていたら、

女流俳人の草分け的存在である

長谷川かな女さん(1887~1969)が

高砂小学校のごく近くに

住んでいたことがわかりました。

昭和3(1928)年からです。

 

かな女さんは高浜虚子さんに学び、

俳誌「ホトトギス」に参加していました。

 

昭和2(1927)年に母親を、翌年の7月に

夫の長谷川零余子(俳人)さんを亡くし、

同じ年の9月には自宅が全焼、

という不幸が続き、

11月に東京から浦和に転居しました。

 

浦和には父方の地縁があったようです。

昭和5(1930)年にかな女さん主宰で

「水明」が創刊されました。

 

かな女さんは浦和でどんな句を詠んだのでしょうか。

 

大地、土に親しむ

「雀殖ゆる小春の庭をたのしみぬ」

 (昭和3年)

転居してすぐの頃に詠んだ句だと思われます。

 

暖かい陽が庭に射し、

稲刈り後に増えてきた雀を相手に

新生活をたのしんでいるようです。

 

「冬ざれて焚く火に凹む大地かな」

 (昭和4年)

この句は転居して1年経った頃に詠んだ句です。

大地、土、を、埼玉に来て初めて見た気がした。

少しずつ自分の句が変わってくるように

感じたそうです。

 

東京で生まれ育った

かな女さんならではのことなのでしょう。

 

 「春の雁に坐りて低し土の上」

 (昭和7年)

 「春の雁鳴けば見上げし遠野原」

 (昭和7年)

土合村の桜草の原で詠んだ句。

茅原と芝土手が視界の限りひらけていて快かったそうです。

 

寒い街道、中山道

 「北風のますぐに歩く仲仙道」 

(昭和5年)

この句を詠んだ当時の浦和は、

江戸時代の浦和宿の面影があったようです。

 

中山道には種物屋、酒店、駄菓子屋、雑貨店

などが並んでいたが、

「足を止める程の店の無いのが却って気安かった」

そうで、浦和駅付近よりも

昔本陣や旅籠があった

中山道の方がにぎやかだったそうです。

 

 「北風に腹を叩いて牛通す」

 (昭和31年)

浦和に近い中山道のどこかで、

言うことを聞かない牛の腹を人が叩いて

渡ろうとしている光景のようです。

 

昭和30年代の初め頃までは

浦和の近郷で田んぼの耕作に

牛を使っていた農家があったそうです。

 

月を愛でる

 「虫とんでそのまゝ消えぬ月の中」

 (昭和4年)

浦和へ移ってから一番のたのしみは

月がよく眺められる事だったそうです。

「小虫の飛ぶのまで見える明るい月光に浸っていた」

ほど好きだったようです。

 

 「待宵や水をうごかす白き鯉」 

(昭和7年)

十五夜の前夜に大宮氷川神社の神池で詠んだ句です。

水の中に沈んでいる数多の鯉は

まるで呼吸をこらしているかのように

全く動かない。

 

ふいに、遥かより白い鯉が泳いでくるのが眼に入った。

はりつめた空気がホッとゆるんだ瞬間でしょうか。

 

かな女さんの句にはもちろん、

調神社で詠んだものもあります。

 「臼の上に猫が乗りけり年の市」 

(昭和37年) 

また、浦和とは関係ありませんが、

こんな面白い句も。

 「鮟鱇や鼠小僧を泊めし家」

 (昭和4年)

鮟鱇鍋を鼠小僧と食べたのでしょうか??

 

調神社境内と別所沼公園には句碑があります。

 

調神社の句碑

別所沼の句碑

案内板にあるとおり、

浦和市や埼玉県のみならず国からも表彰され、

公的な評価の高かったかな女さん。

 

かな女さんの作品は、

浦和を詠んだ句でなくても

なじみやすい句が多いように感じました。

 

もし、かな女さんの句に親しみを感じられたら、

図書館などでかな女さんの句集を

お手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

参考文献

・『長谷川かな女全集』

・『長谷川かな女の百句』 山本鬼之介

 

ここで一句

 

秋の雨

泡ともずくと

新都心

 

けやき広場のビアフェスに行きたい( ´艸`)

編集長モッピーでしたー!

 

はなねー。

またねー。

 

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