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【連載】ソムリエ斉藤さんのワインジャーニー【30】魚介で赤ワインを楽しむ

 

こんにちは。記者のガルちゃんだよー。

 

 

わーい!第30回だよー。

 

前回の記事はこちらー。

 

魚介で赤ワインを楽しむ

 

魚に白ワインというのが通説になっているが、

 

鰹や鮪のような赤身の魚には

赤ワインの方がしっくりくることもある

 

 

鰹は血合の部分が発達しているので

シラーが含まれていると、

 

胡椒のようなスパイシーさや

血液を感じさせるニュアンスもあり好ましい

 

フランスローヌ地方のグルナッシュ主体で

 

まろやかでボリュームがあり、

少し熟成したものがいい

 

切る時も厚めに切ると、

鰹のねっとりとした食感がワインの

ふくよかなテクスチャーに相乗する

 

 

鮪の中トロのように脂が乗ったものなら

 

ワサビを使うと脂っぽさを

爽やかに中和してくれるが、

 

鰹なら辛子がいい

辛子ではなくマスタードを使うと、

よりワインに寄り添いやすい

 

イワシや鯖のような青魚も身は白っぽいが、

 

血合もあり、クセもあるので

白ワインより赤のほうが合わせやすいと思う

 

 

締め鯖の太巻きと合わせてみたが、

これにもローヌの赤がよく合った

酢飯のまろやかさにも合わせやすい

 

太巻きを食べたあと、

ワインを飲むと皮目の香ばしい鯖の旨みが蘇り、

ワインを纏って口中から鼻に上がってくる

 

魚のクセが苦手な方は好まないかもしれないが、

おもしろいマリアージュだと思う

 

 

ヤリイカやスルメイカのように

ミネラル感があるものを細造りにして食べらなら、

ソアーヴェのような潮風を感じる白がいい

 

醤油とワサビで食べるより、

塩を使ったほうが素材の味を楽しめるし、

イカの甘みやミネラル感もワインに合わせやすい

 

赤ワインと合わせるなら、

肝醤油で試してほしい

 

肝醤油は肝を包丁でたたいて刻み、

醤油と酒で和えたもの

 

肝特有の濃厚な旨みとコク、

ほのかな苦味やヨード香が合わさって、

途端に赤の要素に近づく

 

白ワインを合わせることが多い食材だが、

是非赤でも合わせてみてほしい

 

  

ガルちゃんでしたー。

 

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