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【連載】ソムリエ斉藤さんのワインジャーニー【14】ローマ料理と白ワイン

 

こんにちは。記者のガルちゃんだよー。

 

わーい!第14回だよー。

前回の記事はこちらー。

 

今回は夏にキンキンに冷やした

安い白ワインとローマ料理について

 

夏のローマの壮絶な暑さと

シャバシャバな白ワインカルボナーラとの相性

 

カルボナーラといえば典型的なローマ料理

 

 

作り方は簡単で

 

ボウルに卵を割り入れ、

すりおろしたペコリーノ(羊のチーズ)を加えて

よく混ぜる

 

そこにフライパンで炒めたパンチェッタ加え、

茹で上げたパスタを入れ、

余熱でソースに火を通しながら絡める

というシンプルなもの

 

仕上げにたっぷりと黒胡椒をかける

 

 

カルボナーラ通の間では

グアンチャーレ(豚頰肉の塩漬け)を使うべきだの、

ベーコンは邪道だのと主張しているが、

議論は楽しいが結局なんでもいいと思う

 

チーズもペコリーノでなく

パルメジャーノで代用したって

マイルドに美味しくできる

 

懐の広さもイタリア料理の魅力なのだ

 

ローマ料理は屋外の陽光のもとで

頬張るのが似合う

 

空調の効いた屋内で食べるより断然美味しい

 

合わせるワインはローマの白、

フラスカティ

 

 

この辺りの白は

フレッシュで酸が柔らかく優しい味わい

 

自然な流れで飲み進めていける

赤ならスパイシーでフレッシュな

チェサネーゼもいい

 

ただローマのトラットリアで飲まれているのは、

ほとんどの場合、ハウスの白で、

 

それも瓶詰めされたものでなく、

樽からカラフェに直殺注ぐような、

間の抜けたシャバシャバな安ワインであることが多い

 

しかしこれが、妙にカルボナーラにマッチする

 

ワインと料理の相性はテクニカルな

ペアリングも大事だが、

 

時として

 

『この土地では昔からこうしてきた』とか

『なんとなく慣れている』みたいな、

 

理屈には合わないが、

しっくりくる組み合わせが存在する

 

理論上間違っていても、

幸せや満足感を得られるなら、

これも郷土料理の楽しみ方だと思う

 

ところで、ご存知のとおり、

カルボナーラの起源については諸説ある

 

炭焼き職人が発明したとか、

秘密結社カルボナリが食べていたとか、

 

ちなみに第二次世界大戦中に

ローマを開放したアメリカ軍が

 

支給品のベーコンと卵で

何か作ってもらったら

 

カルボナーラが出来上がったという

説が有力らしい

 

 

ガルちゃんでしたー。

 

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